ピアアート展 創設に寄せて

2020年10月26日
募集要項
【ピアアート展 創設に寄せて】
「いかなる表現も、排除しない」「どんな表現でも、必ず展示する」
美術展として当たり前のことを、当たり前にやる。それが、現実にはいかに困難な事か。

日本の障碍福祉美術展の現状として。障碍当事者 本人の心の渇望・叫びから生まれた表現に、性表現や残酷な描写・著作権抵触等が含まれていると「これは展示を見送ろう」「人の目に触れにくい場所に展示しよう」という、運営者の判断がされる事が多い現状があります。

あるいは、作品を出品する障碍当事者が、「こういう作品を出品したら、展示してもらえない」「審査員、運営から、不利益な扱いを受ける」という思いを抱き。「ホントに造りたい作品を造って出品する」というよりは、「審査員、運営の顔色を見ながら、出品している」という、障碍福祉美術展としては、本末転倒なケースも多々見受けられます。

障碍福祉の現場(特に精神福祉分野)では、職員と利用者の間に立場的な暗黙の上下・力関係『傾斜の力』が生じやすく、それが増々障碍当事者の“生”の声・表現に、蓋をしてしまうのだと、私は思います。

表現には“癒し”や、内省、過去のトラウマの解消、自己肯定感を得る など、多様な作用があります。「心に溜まったドロは、ゲロゲロっと、気持ちよくしっかり吐き切る。」「運営・審査員は、ゲロを吐き切れるように。心の洗面器(ピアアート展)用意して、ゲロを吐く人の背中をさする。」

それが、私の理想というか、想いだったりします。

ピアアート展実行委員長 山谷理

【補記】
施設配布用チラシは、A3サイズ(二つ折りA4サイズ)です。
ピアアート展チラシ_表面
ピアアート展チラシ_裏面
ピアアート展 実行委員会
Admin: ピアアート展 実行委員会

主催法人:特定非営利活動法人まつぼっくりの会(埼玉県草加市)
参加団体:平川病院<造形教室>メンバー有志《2020年3月時点》